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製品紹介・レビュー

PENTAX K-1のISO感度はどこまでが実用範囲?実際に検証してみました

皆さん、おはこんばんちは。おーわ(@mof_mof08)です。

PENTAX初のフルサイズ機ことK-1。イメージセンサーの大型化に伴い、常用ISO感度が100~204800と、従来のAPS-C機と比べて格段に幅広くなりました。

とはいっても、いったいどのぐらいのISO感度までが実用範囲なのでしょうか…ちょっくら検証してみました。

※K-1のレビュー記事も併せてどうぞ

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PENTAX K-1の常用ISO感度について

K-1といえばPENTAX初の35mm版フルサイズイメージセンサーを搭載していますが、常用ISO感度が100~204800と、過去のAPS-C機と比較して幅が大きく広がりました。

特に高感度域については、他社のライバル製品と比較してもかなり広く取られています。(拡張まで含めるとEOS 5D Mark IVはISO102400、D810はISO51200が最大)

カメラ 常用ISO感度
PENTAX K-1 100~102400
Canon EOS 5D Mark IV 100~12800
Nikon D810 64~12800

これだけ高感度側が充実しているということは、ライブハウスや結婚式会場といった薄暗い場所での撮影に役立ちそうなものです。

PENTAX K-1の高感度耐性を検証

従来のAPS-C機や他社のフルサイズ機と比較して高感度域が広いK-1ですが、実力の程はいかがなものでしょうか。また、実用的なISO感度の上限も気になるところです。

ということで、実際にISO100~204800の範囲で撮影を行って検証してみました。(写真をクリックorタップして拡大してご覧ください)

ISO100~800

まずはウォーミングアップを兼ねてISO100~800からいってみましょう。

ここまでで3段分の差がありますが、特に目立ったノイズは見受けられません。

フォーサーズ機であればISO800ぐらいともなるとノイズが少し目立ってきますが、そこはやっぱりフルサイズセンサーと言わんばかりの実力を見せつけてくれます。

ISO1600~12800

続いてはISO1600~12800まで引き上げると、写真への影響はどうなるでしょうか。

APS-C機(K-5)ではISO1600まで上がるとノイズが目立ってきましたが、K-1ではほとんど目立ちません。

ISO6400あたりからは輝度ノイズ(ざらつき感)がわずかに見え始め、ISO12800になったあたりではやや目立ってきます。それでも実用面では十分なレベルかなーといったところです。

ISO25600~204800

さらにISO感度を上げ、ISO25600~204800にするとどうなるでしょうか。

ISO25600では輝度ノイズが強くなり、写真全体のざらざら感がさらに増していきますが、ダンボーの文字部分やエッジは比較的はっきりと見えています。

ISO51200からはわずかにカラーノイズが乗り始めます。実用はかなり厳しそうなところですが、辛うじてダンボーの文字部分やエッジはまだはっきりと見えています。

しかしながら、ISO102400以上になるとカラーノイズがさらに強くなり、文字やエッジ部分のディティールも大きく失われていきます。さすがにここまで来ると実用性はほぼ皆無といったところでしょうか。

実用限界はISO12800(個人差あり)

ということで、K-1の高感度耐性について検証してきましたが、実際の撮影ではISO12800が実用限界かなと思われます。(Webでの利用であればISO25600ぐらいでも問題ないかも)

APS-C機(K-5)ではISO6400あたりが限界でしたが、そこから実用範囲が1段分広がったあたり、フルサイズセンサーの恩恵はやっぱり凄まじいなということが分かるかと思います。

まとめ

PENTAX初のフルサイズ機であるK-1。APS-C機と比較して高感度域でのノイズ耐性が大きく向上しました。

個人差はありますが、ISO12800(縮小してのWeb利用であればISO25600も可)ぐらいまでは十分に実用レベルじゃないかなと思います。

これからK-1への買い替えなどを検討されている方の参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

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