梅雨時期の神奈川・箱根といえばやっぱりあじさい(紫陽花)ですねー。特に箱根登山鉄道の沿線にはたくさんのあじさいが咲くので、あじさい+登山電車の写真撮影を楽しめます。
今回はそんな箱根登山鉄道沿線の「あじさい電車」を撮影するのにおすすめなスポットをいくつか紹介していきます。
梅雨時期の素敵スポット!箱根登山鉄道とあじさいのおすすめ撮影地
箱根湯本〜塔ノ沢
まず最初のポイントは、箱根湯本から塔ノ沢方面へ向かって急坂を徒歩5分登った旅館街の一角。ここでは強羅方面から下ってくる登山電車を、あじさいとともにダイナミックに切り取ることができます。
3両編成の登山電車をギリギリまで引き付けると、後方の車体がカーブするのと相まって迫力のある写真にしやすいです。(2両編成の場合は後方のカーブに車体がかからない)
付近に目立つ架線柱があるため、35mm版換算で200mm以上のレンズを使っての撮影すると、すっきりした絵にしやすいのでおすすめです。参考までに上の写真は200mmで撮影していますが、それでもアングルにだいぶ苦労しましたw
箱根湯本〜塔ノ沢の区間は山の麓とあって、あじさいの見頃は6月中旬〜6月下旬頃と、箱根登山鉄道沿線では早いうちに見頃を迎えます。
大平台駅周辺
あじさい+登山電車の撮影地の中で、おそらく最も有名な撮影スポット。大平台駅付近にはいくつか撮影に適したポイントがあります。
まずは大平台駅を出て最初の踏切(警報器なし)。この場所は強羅方面からやってくる登山電車とあじさいを収められるポイントです。手前に咲いているあじさいを上手く前ボケに取り入れると、あじさい電車感がより引き立ちます。
編成写真を撮るのは厳しい(2両編成ならギリギリいける?)ですが、間近で車体を大きくカーブさせながらやってくる登山電車は迫力あります。
続いては大平台駅から上大平台信号場へ向かう途中にある大向踏切(警報器なし)。この付近から強羅方面行き、箱根湯本方面行きともに登山電車+あじさいを撮れます。
こちらは箱根湯本方面。勾配がなだらかなポイントのため、急勾配を走る登山電車らしい絵にはしにくいですが、線路脇のあじさいにボリュームがあるので絵になります。
一方の強羅方面は登山電車らしい急勾配となっているので、下ってくる電車を大迫力で撮影するのにもってこいのスポット。手前にあじさいを入れると、あじさい電車がより引き立ちます。
3両編成でもぎりぎり編成まるごと写真に収められますが、車体後方を少しカーブさせた状態を狙って撮っても味が出ますよー。
大平台駅付近は標準〜望遠レンズでの撮影に適しています。機材制約が少ないので、比較的撮影しやすい区間ですねー。
なお、大平台駅付近のあじさいは6月下旬〜7月上旬頃が見頃です。
小涌谷〜彫刻の森
こちらも先の大平台駅周辺とならんで、あじさい電車を撮影しやすいポイントの一つ。こちらもいくつか撮影に適したポイントがあります。
まずは小涌谷方面に徒歩5〜6分ほどの牛乳屋踏切付近にあるスポット。踏切を渡った先に「あじさい小路」のような場所があり、強羅方面および箱根湯本方面の登山電車とあじさいの撮影ができます。
続いては彫刻の森駅から歩いて3分程度のところにあるカーブ区間。場所の関係で撮影できる人数は限られますが、こちらもあじさい電車を比較的撮影しやすいポイントです。
電車の真正面から撮るとのっぺりとした印象となってしまうため、車両の少し斜め側から撮影すると立体感が出しやすいです。
小涌谷〜彫刻の森は箱根登山鉄道の沿線で最も標高が高いため、見頃は6月下旬〜7月中旬までと少々遅めです。また、麓と比べて霧も発生しやすいため、日によっては幻想的な写真が撮れることも…。
各撮影ポイントでの注意点
場所によっては警報機のない踏切(特に大平台駅周辺)があるため、線路を横断する際は列車の往来には注意してください。
あじさいシーズン中は混雑するため、踏切周辺を中心に警備の方がいらっしゃることがあります。撮影中に何かしらの注意を受けたりした場合は素直に従うようにしましょう。
当然ですが、敷地内へ立ち入っての撮影や危険な箇所での撮影は絶対にやめましょう。列車運行の妨げとなるばかりでなく、最悪の場合は「列車往来危険罪」に問われる可能性もあります。
参考:「撮り鉄」の逮捕容疑「列車往来危険罪」とは? 弁護士が解説 – ライブドアニュース
まとめ
ということで今回は、箱根登山鉄道沿線の電車+あじさいの撮影に適したスポットをいくつか紹介いたしました。気になるスポットは見つかりましたでしょうか?
梅雨時期の箱根登山鉄道沿線はたくさんのあじさいが咲くので、あじさい+登山電車の素敵なコラボをぜひ撮影してみてください。
参考までに本記事で紹介した撮影地は僕が実際に足を運んで良いなーと思った場所にすぎません。ぜひ、自分の足で「マイスポット」を探して見てくださいねー。
関連記事:「撮影スポット」は思考停止ワード!自分の足で「マイスポット」を探そう
そして、箱根といえばやっぱり温泉!あじさい電車の撮影のついでに日帰り温泉に立ち寄ったり、まったりと温泉宿に宿泊していくというのも面白いと思います(●´ω`●)